日本トンボ学会 > トンボ関係の本の紹介 > トンボと自然観
トンボと自然観

jacket

編 著 : 上田 哲行
発行所 : 京都大学学術出版会
体 裁 : A5 版, 504ページ
定 価 : 5,700 円 + 税
コード : ISBN 4-87698-638-X C1040

… 前半では,トンボに焦点を当て,この虫がいかに日本の人々に深く関わってきたかを,近隣の国々における扱いと比較しながら明らかにし,日本における「特別な虫」としてのトンボの位置づけとそのような見方をもたらした背景を浮き彫りにする。

… 京都大学学術出版会より

全 20 章からなり,第 11 章までの約 3 分の 2 がトンボ関連記事である。第 12 章以下には,害虫観,クモの民族文化,俳句に見られる昆虫の自然観,ファーブル「昆虫記」,現代日本人の自然館の構造などがある。

きわめて多岐にわたる民俗学的な内容のものをよくこれだけ手際よくまとめたものだと感心させられる。英語の副題「How do the Japanese see dragonflies」は,日本人はトンボをどう見ているかという意味で,本書の内容をよく表している。

枝 重夫